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決定的な浮気の証拠がないのに追及すると・・・
①「一度は浮気を認めた浮気を翻し。モラハラだと逆ギレする妻」の巻

カテゴリー
  • 決戦
キーワード
  • 妻・嫁
  • 証拠
  • 慰謝料
  • 嘘・偽装
  • 失敗事例

過去の事例を紹介

 今回は、「決定的な証拠がない状態で、配偶者を問い詰めたり、浮気相手に慰謝料を請求するとどうなるか?」について、お話してみたいと思います。

「証拠もないのにそんな事する訳ないでしょう!」って思っているあなた。
 本当でしょうか?(笑)
 いざ実際にそうなってみると分からないものです。
 私が過去に相談を受けた方のケースをご紹介します。

妻の浮気相手に慰謝料請求

 この話のご相談者様は40代の男性で、相談内容は「妻が浮気をしていたのです。浮気相手に慰謝料を請求して欲しい!」というものでした。
 詳しく話を伺うと、

  • (1) 妻の携帯電話を見たところ、親密なやり取りをしている男性がいることが分かった。(その内容は「今度いつ会える?」「スッピンを見せたの恥ずかしい。」というものだったこと)
  • (2) そこで、妻を問い詰めたところ、妻が交際の事実を認めたこと。(口頭で)
  • (3) 妻の浮気相手は、妻の同僚で、相手も既婚者であること。(いわゆるダブル不倫)
  • (4) 最初は、どうして良いか分からず悩んでいたが、妻が認めてから1カ月程経過した現在も、妻の様子がおかしい。
  • (5) そこで、浮気相手に慰謝料を請求することにした。

 というものでした。

浮気の証拠は、妻の自白のみ

 私は、
「浮気相手が妻の同僚であること。」
「1カ月程経過した現在も妻の様子がおかしいこと。」  この2点がどうしても気になりました。
 なぜならば、浮気相手が妻の同僚なのだから、既に浮気相手にも、浮気が発覚したことが伝わっているでしょうが、しかしそれにも関わらず、最近も妻の様子がおかしいという状況だったからです。

 直感的に「奥さんとその浮気相手とは、まだ繋がっているだろうな。」と思いました。
 また、そうであるならば、相手も既婚者ですから「この浮気の事実を必死に隠そうとするはずだ。」とも思いました。

 そこで、私は「奥さんが浮気を認めたという事ですが、何か形のある証拠、たとえば、その時の会話を録音したものであったり、奥さんが浮気の事実を認めた誓約書、もしくは、浮気発覚の原因になった奥さんの携帯電話のメールの写真など、何でも良いので、あるならば見せて貰えますか?」と聞きました。
 するとご相談者様は、「妻は認めているから、大丈夫ですよ。」と。  そして続けて「いまさら、ひっくり返すことはできないですよ。妻が認めているのだから、浮気相手も認めざるを得ないでしょう。」という返答でした。

 確かに仰る通りなのですが、最近も様子がおかしい奥さんを考えると、やはり不安だったので、「何か証拠を押さえてから、実行された方が良いですよ。」とアドバイスを致しましたが、ご相談者様は「大丈夫です。」の一点張り。
 そういう方針の違いがあったため、結局、当相談所ではこの事件を引き受けるには至りませんでした。

自白は覆された

 それから、2週間程経過したとある日、再びご相談者様から連絡がありました。
「前回の相談後に、とある弁護士さんに依頼して、浮気相手に慰謝料を請求してもらったのですが・・・」と。

  • (1) 浮気相手は浮気を否定し、「いやいや、浮気なんかしてないですよ。相談に乗ったことはありますが。」と言われた。
  • (2) 妻を問い詰めたら、シラを切られ、「2人でカラオケに行ったり食事に行っただけ。キスもしていないわ。あの時は、デートしたことを問い詰められたと思って、動揺しただけよ。」と言われた。
  • (3) そればかりか、妻から「私の職場の人に慰謝料請求とか信じられない。最近は束縛も激しいし、何かにつけて文句ばかり。あなたのモラハラにはもう我慢ができない。離婚してください。」とまで言われてしまいました。
  • (4) 私(相談者)は、どうしたら良いでしょうか。

 今更、相談されても後の祭りですよね・・・。
 結局、離婚調停をする事になったようです。
 被害者なのに、踏んだり蹴ったりですよね。
 でも、この夫婦には、以前から何か別の問題があったのではないかと思われます。
 その根本の問題を見極めずに、単に「浮気問題」で片づけようとするから、離婚にまでなってしまった様な気がします。

覆せない証拠をつかもう

 配偶者の浮気問題は、何かの危険信号だということが多いです。
 特に、女性側が浮気をしている場合には要注意です。
 ですので、ただ問い詰めれば良いというものでもないですし、事務的に進めれば良いというものでもありません。
 あなたにとって、人生の分岐点に立たされていると言っても過言ではないと思います。

 状況を判断し、相手がどういう動きをするか考えて、慎重に進める必要があると思います。
 後から覆されてしまうような弱い証拠では、相手の嘘や偽装工作がまかり通ってしまい、浮気対策が失敗に終わるリスクが大きいです。
 必ず、決定的な証拠を掴んでから行動しましょう。

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