以前のランニングコーデといえば、「ジャージ」に「首からタオル」の、お世辞にもオシャレとは言えないスタイルでした。
でも、現在は、プライベートシーンでも活用できる「パーカー」を取り入れる、またはジャージではなく「ショートパンツ×タイツ」とった具合に、ランニングをしていても恥ずかしくなく、オシャレになったのです。
そういうオシャレ化により、昨今では、ランニングデートというものがあるそうです。
ランニングデートは、一緒になって運動し、ともに汗を流すことで連帯感が生まれ、絆が深まったと感じる人が多いようです。
また、走ることで心拍数が上がり、上機嫌になって普段より会話が弾むということもあります。
なにより、「今度、飲みに行きませんか?」と誘うより、「今度、一緒にランニングしませんか?」と誘う方が、誘いやすいですよね。
今回の事件は、ランニングデートをしていた妻の話です。
とある日のこと。
「妻が浮気をしている様なのです。
最近、頻繁にランニングに行くといって早朝に出かけていくのですが、帰ってきても汗をかいていないのです。
ランニング中は絶対に電話に出ないし。
最近はセックスも拒否されるし、絶対に怪しいと思うのです。」
という相談があった。
この奥さん。
ランニングで浮気を疑われるとは。余程の態度の変化があったのだろうが、ご主人も、奥さんのことが相当お好きなようだ。
まずは事実を確認しなければならない。
そこで我々で調べることになった。
それにしても、またか・・・。
最近、「ランニング=浮気?」という相談が非常に多い。
本来、健康のためであり、かつ、平和の象徴でもあるスポーツが、
浮気に利用されていると思うと悲しくなる。
そこで、我々で調査をすることに。
調査当日。
自宅から出てくる奥さんを、調査員が自転車で追いかける。
今回の調査員も「自転車でないと、ちょっと・・・。」とか弱音をはくので、仕方なく、自転車で尾行させることに。
カメラを持っているのでやむを得ないか。
調査員が追い掛けること1時間。
本当にこの奥さん、ランニングをしている様だ。
「自転車がなければ絶対に巻かれていましたよ。」と言う、得意気な調査員の顔が目に浮かぶ。忌々しい・・・。
それから少しすると、奥さんは歩き始め、おもむろに携帯電話を触り始めた。
と思った次の瞬間、前から走ってきた男性と合流したではないか。
合流したふたりは、楽しそうに歩き出すと、近くのマンションに入っていった。
調査員が追いかけて、エレベーターホールに行ってみると、エレベータが動いている形跡はない。
「巻かれたか・・・」と思いながら、マンションの階段を見てみると、踊り場でイチャイチャしている二人を発見。
さすがに外なので、最後まではしていなかったが、熱い抱擁と、濃厚なキスシーンは確認することができた。
それよりも、ご主人に確認して貰うと、驚愕の事実が判明した。
奥さんの浮気相手。
なんと、子供の小学校の先生だったのだ。
学校の行事や、PTA活動などで知り合い、不倫関係になったとのこと。
子供の悩みなどで共感して、一線を越えてしまったらしい。
この後、この教師は小学校を辞めることになった。
子供だけでなく、そのお母さんにも課外授業をした、熱血先生の悲惨な末路である。