浮気の事例＆体験談
息子の少年サッカーチームで・・・

サッカー日本代表。
今では、日本代表戦は、必ずと言っていい程、テレビ放送され、
家やスポーツカフェなどには多くの人が集まり、その試合の行方を一喜一憂しながら、日本中で楽しむ習慣ができたが、３０年前はそうではなかった。

１９９３年、Ｊリーグが発足し、
１９９８年、はじめてのワールドカップに出場し、
２００２年、日韓ワールドカップが開催されたことで、
サッカーは、日本の国民的スポーツとなっていったが、
そうなるきっかけを作ったのは、「キャプテン翼」だと思う。
「キャプテン翼」は、１９８１年から１９８８年まで少年ジャンプで連載された少年サッカー漫画だが、私の少年時代のバイブルと言っても過言ではない。

真似して、怪我して、二度とやらないと誓った「オーバーヘッドキック」
家の中で思い切りシュートして、障子を破って、母親に怒られた「ドライブシュート」「タイガーショット」

今から思うと、どれもが超人的なものばかりで、少年だった私にできる筈がないのだか、本気で出来ると信じた少年達（例えば、中田英寿選手）が、そうなりたいと毎日練習し、日本サッカー界のレベルを押し上げ、そして盛り上げたと言っても過言ではないと思う。

今、第一線で活躍する本田圭佑選手や香川真司選手もそうだ。
彼らも、少年時代に第一線で活躍していた「中田英寿選手をはじめとするゴールデンエイジ」に憧れて、そうなりたいと練習したから今がある。
そう、全ては少年サッカーから始まっているのだ。

しかし、聞くところによると、少年サッカーは、親も献身的にチームをサポートしなければならなかったり、監督や親同士の付き合いをしなければならなかったりで、思っている以上に大変な部分があるとのことだ。

「子供の将来の為」と力を入れるのは、親心として当然ではあるが、
行き過ぎると、夫婦間に溝ができたり、よからぬ交際に発展したりするものだ。

とある日のこと。

という相談があった。

まずは事実を確認しなければならない。 そこで我々で調べることになった。

私には確信があった。
状況からいって、この奥さんは真っ黒だ。
しかし、依頼者が自分で調査したことで、奥さんはかなり警戒をしている様子。
問題は、どうすれば奥さんが尻尾を出すか？だった。
そこで、依頼者には仕事の出張の予定を入れてもらい、家を留守にするタイミングで調査をすることになった。
警戒しているときによくやる手法だ。

妻が浮気することを期待して、家を留守にして貰うというものだが、
依頼者の気持ちを考えるととても辛くなる。

「早く終わらしてあげたい」といつも思う。

調査当日。
依頼者からの情報どおり、妻は子供を連れて、サッカースクールに向かった。
この日は、午前中は他のチームとの練習試合、午後はチーム練習というスケジュールだった。
練習場に到着すると、息子は練習試合に出場し、妻は息子の活躍する姿を一喜一憂しながら見守っていた。
午前中は、特に変わった様子もなく、「今日は空振りか？」と思わざるを得なかった。

昼食後の午後、動きがあった。
午後のチーム練習の開始直後、妻は練習場を後にして、駐車場の方に歩いて行った。
尾行していくと、妻は、自分の車ではなく、別の車に乗り込んだのだった。

急いで、調査車両に乗り込み、この車を尾行すること約３０分。
妻を乗せた車は、とあるインター近くのラブホテルに入って行った・・・

「息子が夢に向かって練習しているときに、あなたは何をしているの。奥さん！」

妻がラブホテルに入ってから約２時間が経った頃、
妻とその浮気相手はホテルから出てきて、息子が待つ練習場の方に車を走らせたのだった。

練習場で車を降り、何事もなかった様に息子の連取上に向かう妻。

一方、妻の浮気相手は、車の中でスマートフォンを触るだけで、車を発進させる様子もない。
浮気相手を監視すること１５分が経過した頃、浮気相手は車を発進することなく、
妻と同様に、練習場の方に歩き始め、少年達がサッカーをする姿を見守り始めたのだった。

そう、妻の浮気相手は、息子のチームメイトの父親だったのだ。

後日談だが、この二人はサッカースクールで知り合い、その活動を通じて、お互いの家庭での不満を相談しあう様になり、次第に親密になっていったとのこと。
息子たちが一生懸命に練習をしているときに、何をやっているのか・・・。

そしてこの事が原因で、浮気相手の子供は、このチームを去ることになったのだった・・・