「彼氏が既婚者かもしれない。」という悩みを持つ女性へ。
疑惑の彼氏と交際を続けるかどうかを判断するために、必要と思える情報を4回に分けてお伝えする、今回は第2回目。
第2回目は、「既婚者と交際した場合の法的責任」についてお伝えしたいと思う。
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「彼氏が既婚者かもしれない。」という悩みを持つ女性へ。
疑惑の彼氏と交際を続けるかどうかを判断するために、必要と思える情報を4回に分けてお伝えする、今回は第2回目。
第2回目は、「既婚者と交際した場合の法的責任」についてお伝えしたいと思う。
「夫婦は、他の人とエッチな事をしてはならない。」という意味だ。
当たり前といえば当たり前だが、これが民法で定められてあり、これを貞操義務と言う。
個々人のモラル任せでなく、法律でハッキリ禁止しなければならないほど、浮気・不倫は大きな問題なのだ。
従って、もし、夫婦の一方が、他の人とエッチな事をした場合、先程の貞操義務に違反したことになり、また、その浮気相手・不倫相手も、貞操義務違反に加担した共謀者という扱いを受ける。
この貞操義務違反は、立派な違法行為(不法行為)であるため、損害賠償請求(慰謝料)の対象となる。
つまり、あなたの彼氏が既婚者であった場合、その奥さんは、あなたに対して、貞操義務違反に基づく損害賠償請求(慰謝料)をすることができる。
「故意又は過失によって他人の権利を侵害した者」は、損害を賠償する責任がある。
逆を言えば、故意又は過失が無ければ、損害を賠償する責任はない。
なお、「故意」はワザとという意味であり、「過失」とはミスという意味だ。
従って、もし彼氏の奥さんに、損害賠償請求(慰謝料)をされた場合、「既婚者である事を知らなかったこと、そして、気が付かなくても仕方ないでしょう。」という事情が認められれば、浮気相手・不倫相手であるあなたに対する、奥さんの損害賠償請求(慰謝料)は認められないことになる。
彼氏が既婚者だとは知らなかった事が認められれば、あなたは奥さんからの損害賠償請求(慰謝料)を回避することが出来る。
しかし、他人の浮気・不倫問題、夫婦間トラブルに巻き込まれること自体、あなたにとって非常にマイナスである事に変わりはない。
また、既婚者だと知った以上、それ以後も交際を続けてしまうと、明らかな不法行為となる。
そうなると、痛烈な制裁を受ける可能性が、とても高い。
金銭的な損失だけでなく、社会的信用も失うだろう。
いずれにせよ、既婚者であることを隠して、あなたと浮気・不倫していた彼氏に、誠実さは微塵にも感じられない。
信じて待っていても、最後は捨てられるのが関の山である。
だから、もし、彼氏が既婚者であるならば、辛いとは思うが、別れた方が良いと思う。
なによりも、あなたの人生が勿体ないと思う。