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彼氏が既婚者かもしれない・・・。(3)
「既婚者だった彼氏を制裁する方法」

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  • 法律
  • 貞操権

嘘つき彼氏を制裁

「彼氏が既婚者かもしれない。」という悩みを持つ女性へ。
 疑惑の彼氏と交際を続けるかどうかを判断するために、必要と思える情報を4回に分けてお伝えする、今回は第3回目。
 第3回目は、「既婚者だった彼氏を制裁する方法」についてお伝えしたいと思う。

無茶な方法での制裁はやめよう。

「勤務先に暴露してお前の人生を滅茶苦茶にしてやる!」
「黙っておいてやるから手切金よこしな!」
 信頼していた相手に裏切られたあなたの気持ちはよく分かるが、こういうやり方は、あまりお勧めできない。
 逆に、あなたが逮捕されたり、慰謝料を請求される可能性がある。
 また、最悪、殺人事件に発展するケースもある。
 大袈裟な話だと思って聞き流さないで欲しい。
 過去に実際に起こった重大事件の例だが、浮気・不倫していた男性が、交際相手の女性に既婚者である事がバレ、女性から罵倒されたことに逆上し、男性が交際相手の女性を殺害した事件が、2015年1月に起きた。
 ショッキングな事件で、しかもこの男性が警察官だったこともあり、当時は大きな話題となった。

「奥さんに言う」現職警官が脅されて不倫相手を殺害
大阪市東住吉区のマンションの一室で女性が死亡しているのが見つかり、警察は、現職警察官の男を殺人容疑で逮捕した。2015年1月24日午前10時頃、大阪市東住吉区のマンションの一室でこの部屋に住む女性(23)が浴槽にうつぶせの状態で死亡しているのが見つかった。首には絞められたようなあとがあり、警察は、女性と交際していた大阪府警阿倍野署の地域課に務める巡査長の男性(26)を殺人の疑いで逮捕した。

正しい方法とは何か。

 ではどうすれば良いのか。
 実は、正しく手切れ金を要求する方法がある。
 それは、あなたが有する貞操権を侵害されたことを理由として、損害賠償請求(慰謝料)をする方法だ。
 あなたには、貞操権、つまり「誰と性的な関係を持つか、持たないかを選択する権利」がある。もし、相手が既婚者である事を知っていたら(つまり自分が浮気・不倫相手となるとわかっていたら)、あなたは性的な関係を持たなかったと思う。
 彼氏に未婚であると嘘をつかれて(故意に)、その結果、彼氏を好きになり、彼氏と性的な関係を結んだとすれば、あなたの貞操権が侵害されたことになる。という理屈だ。

 ただし、既婚者男性と性的な関係を持った女性全員が、貞操権侵害を理由とする損害賠償請求(慰謝料)をすることができる訳ではない。
 相手が結婚をほのめかしていたかどうかや、交際期間、交際の態様など、様々な要素を勘案して、損害賠償請求(慰謝料)が認められるどうかが判断される。
 ケースバイケースなので、詳しくは専門家に相談して頂きたいと思う。

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